昭和基地へのフライト2 [南極]
昭和基地までのヘリフライト紹介の続きです.
まず,前回紹介し忘れた「砕氷船しらせ」.
この写真は2009年度(51次隊)の時のもので,新型しらせ最初の航海でした.
船のまわりは海氷ですが,遠くに海(オープンウォーター)が見えますね.
かなり大きな氷山.
ヘリがサービスで近寄ってくれました.
さらに海氷上を飛びます.海氷上には所々「水たまり」が見えますね.
これはパドルと呼ばれるモノで.最初は氷の上につもった雪が融けてできるそうですが,融解が進むと氷自身も融け,さらに進むと海氷下の海水まで通じてしまう「底なしパドル」という怖いものになるそうです.
(僕は海氷上での作業経験がないのであまり勉強してません,すみません)
さて,昭和基地が見えてきました.
東オングル島という島の北側にあります.建物が点在しているのが分かるでしょうか.
夏場には100人以上の人間がここで作業をしたり,基点にして調査に出かけたりします.
そして夏が終わり,しらせが帰投する時にはわずか30余名が越冬隊として残り,次の夏まで一年間もの長い間基地を守りつつ,冬場の観測を続けています.
これで昭和基地へのフライトはおしまいです.
次は僕らの南極調査紹介に戻りたいと思います.
まず,前回紹介し忘れた「砕氷船しらせ」.
この写真は2009年度(51次隊)の時のもので,新型しらせ最初の航海でした.
船のまわりは海氷ですが,遠くに海(オープンウォーター)が見えますね.
かなり大きな氷山.
ヘリがサービスで近寄ってくれました.
さらに海氷上を飛びます.海氷上には所々「水たまり」が見えますね.
これはパドルと呼ばれるモノで.最初は氷の上につもった雪が融けてできるそうですが,融解が進むと氷自身も融け,さらに進むと海氷下の海水まで通じてしまう「底なしパドル」という怖いものになるそうです.
(僕は海氷上での作業経験がないのであまり勉強してません,すみません)
さて,昭和基地が見えてきました.
東オングル島という島の北側にあります.建物が点在しているのが分かるでしょうか.
夏場には100人以上の人間がここで作業をしたり,基点にして調査に出かけたりします.
そして夏が終わり,しらせが帰投する時にはわずか30余名が越冬隊として残り,次の夏まで一年間もの長い間基地を守りつつ,冬場の観測を続けています.
これで昭和基地へのフライトはおしまいです.
次は僕らの南極調査紹介に戻りたいと思います.
夏でも吹雪が吹いて、丈夫なテントが吹き飛ばされてしまうという、過酷な環境の中、いくら昭和基地だとはいえ、冬を越して1年間を過ごすというのは、とても厳しいものが想像されます。
しらせの遠くの海に浮かぶ氷山・・・どのくらい距離があるものなんでしょう。。。
私が想像するだけでも『そりゃ めっちゃ でっかいで~~』^^;
それとも、昭和基地は標高が低いので、paleomagicianさんが調査される内陸のセール・ろんだーね産地よりは若干なりとも環境がいいのでしょうか・・・
いや~それにしても綺麗!!
by タッキー (2011-10-21 15:33)
僕らが調査をする内陸山地に比べると,「夏」の昭和基地周辺は少し暖かい感じがしますね(笑).一番暖かい時には,氷点(0度)以上になりますし,天気がよければTシャツでもいけますね!
もちろん冬の環境は本当に厳しいです.
僕は越冬したことはないですが,冬は太陽が全く出ない極夜が一ヶ月もありますし,大変過酷な場所ですよね.
by paleomagician (2011-10-25 21:44)