南極環境変動研究者のブログ(仮)
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/
南極・北極を中心とした地球環境変動を研究する研究者のブログです.元は「若手後期研究者の海外生活」ブログでした.
paleomagician
2012-08-15T10:01:23+09:00
ja
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研究所の一般公開(報告)
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2012-08-15
先日告知しました,国立極地研究所の一般公開が無事に終了しました.(報告が遅くなりました)我らがセルロン隊展示は灼熱の倉庫の中でしたが,それでも沢山の方が来て下さいました.来所して下さった方,どうもありがとうございました!それにしても子供たちはホントに元気で,大汗かきながらも寝袋に入ったりしてましたね.せっかくなので,写真を沢山取っておこうと思っていたのですが,バタバタしていて忘れてしましました.ので,学生が取ってくれた下の写真だけ紹介ます.実際の展示内容は,だいたいこんな感じでした.テント(8人用 DOME-8,1人用VE-25×2,トイレ用テント)調査道具(パソコン,GPS,衛星電話,カメラ,ノート類,ハンマー類,衛星写真など)個人装備品(アウターウェア,クライミング器具,防寒具,靴下・手袋など)医療品,フリーズドライ食品,ソーラー発電システム,岩石試料展示ビデオ上映(大岩根隊員編集+観測隊編集)サイエンスカフェ講演(自分)雪上車・スノーモービル,ソリなどロープワーク教室(これは大人気でした!)調査内容・観測隊活動内容紹介パネル多数.展示に関わって下さった方,ご協力ありがとうございました.また機会があったら展示企画を立ち上げたいと思います.
研究
paleomagician
2012-08-15T10:01:23+09:00
(報告が遅くなりました)
我らがセルロン隊展示は灼熱の倉庫の中でしたが,それでも沢山の方が来て下さいました.
来所して下さった方,どうもありがとうございました!
それにしても子供たちはホントに元気で,大汗かきながらも寝袋に入ったりしてましたね.
せっかくなので,写真を沢山取っておこうと思っていたのですが,バタバタしていて忘れてしましました.ので,学生が取ってくれた下の写真だけ紹介ます.
実際の展示内容は,だいたいこんな感じでした.
テント(8人用 DOME-8,1人用VE-25×2,トイレ用テント)
調査道具(パソコン,GPS,衛星電話,カメラ,ノート類,ハンマー類,衛星写真など)
個人装備品(アウターウェア,クライミング器具,防寒具,靴下・手袋など)
医療品,フリーズドライ食品,ソーラー発電システム,岩石試料展示
ビデオ上映(大岩根隊員編集+観測隊編集)
サイエンスカフェ講演(自分)
雪上車・スノーモービル,ソリなど
ロープワーク教室(これは大人気でした!)
調査内容・観測隊活動内容紹介パネル多数.
展示に関わって下さった方,ご協力ありがとうございました.
また機会があったら展示企画を立ち上げたいと思います.
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研究所の一般公開
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2012-07-09
来る8月4日,僕が勤務する国立極地研究所の一般公開が大開催されます!http://www.nipr.ac.jp/tanken2012/index.html毎年2000人を超える方々が来所されていますが,今年は特に新しい企画目白押しですので是非ご来所下さい!(個人的)目玉は,昨年度行った僕らの南極内陸調査の特別企画「体験!南極内陸山地調査隊の1日」です.調査に使った調査道具やキャンプ道具だけでなく,ソリやスノーモービルも展示します.実際使ったテントに入って,寝袋に触る(入る)こともできます(ムチャ暑いですが)また,展示だけで無く,ロープワークの体験や,僕の調査報告講演「究極のフィールドワーク:南極内陸山地調査隊の100日」 も併せて行います.沢山の方のご来所をお待ちしております!
南極
paleomagician
2012-07-09T19:22:18+09:00
http://www.nipr.ac.jp/tanken2012/index.html
毎年2000人を超える方々が来所されていますが,
今年は特に新しい企画目白押しですので是非ご来所下さい!
(個人的)目玉は,昨年度行った僕らの南極内陸調査の特別企画
「体験!南極内陸山地調査隊の1日」です.
調査に使った調査道具やキャンプ道具だけでなく,ソリやスノーモービルも展示します.
実際使ったテントに入って,寝袋に触る(入る)こともできます(ムチャ暑いですが)
また,展示だけで無く,ロープワークの体験や,僕の調査報告講演
「究極のフィールドワーク:南極内陸山地調査隊の100日」 も併せて行います.
沢山の方のご来所をお待ちしております!
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石の魚
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2012-07-02
今年の南極調査で発見した新種の魚の化石です!というのは,もちろん嘘.こういう形の岩石をたまたま発見したので,一緒に居たK隊員に撮って貰ったものです.(岩石としては,ペグマタイトに取り込まれたヘンマ岩?)極寒・強風の中での18時間行動.かなりシンドイ一日の一コマでした.ちょっとした南極の思い出.
南極
paleomagician
2012-07-03T07:02:41+09:00
というのは,もちろん嘘.
こういう形の岩石をたまたま発見したので,一緒に居たK隊員に撮って貰ったものです.
(岩石としては,ペグマタイトに取り込まれたヘンマ岩?)
極寒・強風の中での18時間行動.かなりシンドイ一日の一コマでした.
ちょっとした南極の思い出.
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講演賞を頂きました.
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2012-06-22
南極の報告が出来ないままですみません.今日は先日頂いた賞について,ご報告です.先週末,北海道大学で行われた堆積学会という学会で「最優秀講演賞」を頂きました.若手向けの賞でして,若手といってもかなり後半の僕も対象に入っていいのかな?と思っていましたが,審査員の投票で順位がつきますからでいい加減な発表は出来ません.という訳で,それなりに準備・練習をして本番に臨みました.でも,やはり本番は緊張しましたね.それでも練習の成果か,意外にうまくまとまりまして,この結果となりました.本発表の内容は,ここ数年かけて国内外の多くの方々のご協力を頂き,進めたものでした.この場をかりて御礼申し上げます.
研究
paleomagician
2012-06-22T08:47:50+09:00
今日は先日頂いた賞について,ご報告です.
先週末,北海道大学で行われた堆積学会という学会で「最優秀講演賞」を頂きました.
若手向けの賞でして,若手といってもかなり後半の僕も対象に入っていいのかな?と思っていましたが,審査員の投票で順位がつきますからでいい加減な発表は出来ません.
という訳で,それなりに準備・練習をして本番に臨みました.
でも,やはり本番は緊張しましたね.
それでも練習の成果か,意外にうまくまとまりまして,この結果となりました.
本発表の内容は,ここ数年かけて国内外の多くの方々のご協力を頂き,進めたものでした.
この場をかりて御礼申し上げます.
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帰国報告(かなり遅くなりました)
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2012-05-06
もう2ヶ月も前になりますが.無事に南極調査より帰国しました.ご報告が遅れましてすみません...帰国後は怒濤の日々が続いていましたが,GWに入って久しぶりにゆっくりしています.また追々時間を見つけて南極の話をしたいと思いますが,今日は下の写真をご紹介.これは「あすか基地」という現在休止中の南極基地で撮った集合写真です.この五人で約100日間の調査を行ったんですが,ここでご紹介したいのは,写真の真ん中にあるのは「方位標」です.この「方位標」,本来は「あすか基地」からの各都市の方位・距離が示されてたんですが,今はほぼ完全に雪に埋まってしまっていました.今回は,みんなで頑張って基地の名前が見えるまで掘り出して,写真撮影してきました.(と本当の目的のGPS測量もしました)この「方位標」,本当の高さは実は10 m以上あったらしいのですが,「あすか基地」が閉鎖されて約20年の間にここまで埋まってしまいました.つまり,「あすか基地」本体は今の雪面から10 m以上も下に埋まってる訳です....いつか,「あすか基地」を再開したり,撤収するにはこれを掘り返さないとなんですが,これは大変だ.
南極
paleomagician
2012-05-06T08:17:06+09:00
ご報告が遅れましてすみません...
帰国後は怒濤の日々が続いていましたが,GWに入って久しぶりにゆっくりしています.
また追々時間を見つけて南極の話をしたいと思いますが,
今日は下の写真をご紹介.
これは「あすか基地」という現在休止中の南極基地で撮った集合写真です.
この五人で約100日間の調査を行ったんですが,
ここでご紹介したいのは,写真の真ん中にあるのは「方位標」です.
この「方位標」,本来は「あすか基地」からの各都市の方位・距離が示されてたんですが,
今はほぼ完全に雪に埋まってしまっていました.
今回は,みんなで頑張って基地の名前が見えるまで掘り出して,写真撮影してきました.
(と本当の目的のGPS測量もしました)
この「方位標」,本当の高さは実は10 m以上あったらしいのですが,
「あすか基地」が閉鎖されて約20年の間にここまで埋まってしまいました.
つまり,「あすか基地」本体は今の雪面から10 m以上も下に埋まってる訳です....
いつか,「あすか基地」を再開したり,撤収するにはこれを掘り返さないとなんですが,
これは大変だ.
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南極調査に行ってきます!
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-11-16
いよいよ今夜23:30のフライトで南極に出発します.南極ではインターネット環境がないのでなかなか難しいですが,チャンスをみて情報をアップしていきたいと思います.では行ってきます!
南極
paleomagician
2011-11-16T00:23:30+09:00
南極ではインターネット環境がないのでなかなか難しいですが,
チャンスをみて情報をアップしていきたいと思います.
では行ってきます!
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ケープタウン到着
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-11-14
無事に日本を出国し,南極フライトの起点,南アフリカのケープタウンに到着しました.それにしてもシンガポール経由の計30時間の移動はしんどかった..そして昨日までに,到着物資の確認と南極フライト用の仕分けも無事に終了しました.僕らの調査に協力してくれるベルギー隊のメンバーとの打合せもオーケーでした.ちなみに,写真真ん中の男性は,世界的に有名な冒険家のAlain Hubertさんです.歩いて南極大陸を横断したり,毎年のように北極点まで行っている凄い人です.いよいよ南極へのフライトは明日!先ほどフライトに関する打合せと預け荷物の提出も終わりました.明日飛ぶ予定のメンバーは,ベルギー隊,イギリス隊,ノルウェー隊,そして我々日本隊の総勢70人で,旧ソビエトの爆撃機を改造したイリューシン76という航空機に乗って南極を目指します.今夜は南極前最後の夜.ウォーターフロントで美味しいモノを食べたいと思います.
南極
paleomagician
2011-11-14T17:27:30+09:00
それにしてもシンガポール経由の計30時間の移動はしんどかった..
そして昨日までに,到着物資の確認と南極フライト用の仕分けも無事に終了しました.
僕らの調査に協力してくれるベルギー隊のメンバーとの打合せもオーケーでした.
ちなみに,写真真ん中の男性は,世界的に有名な冒険家のAlain Hubertさんです.
歩いて南極大陸を横断したり,毎年のように北極点まで行っている凄い人です.
いよいよ南極へのフライトは明日!
先ほどフライトに関する打合せと預け荷物の提出も終わりました.
明日飛ぶ予定のメンバーは,ベルギー隊,イギリス隊,ノルウェー隊,そして我々日本隊の総勢70人で,旧ソビエトの爆撃機を改造したイリューシン76という航空機に乗って南極を目指します.
今夜は南極前最後の夜.ウォーターフロントで美味しいモノを食べたいと思います.
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南極野外調査の紹介2
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-11-08
長くなってしまった僕らの南極調査紹介ですが,いよいよ最後です.と言っても今日はほぼスライドショーです.出発直前で余裕が無い..まずは僕らの調査スタイルの紹介.南極調査は寒い...ホントに寒いです.そして,何より風が強い.なので,基本的に肌の露出を避けるためにこんな感じのスタイルになります.後になると,写真を撮った僕でも誰だかわかりません(笑).スノーモービルで山の麓まで辿り着いた後は,ひたすら山を登ります.兎に角少しでも標高が高いところにある氷河の痕跡を探すわけです.日当たりの良い斜面を登っていくと,露岩域が広がっています.もう何百万年も寒冷な南極の地で吹きっさらしになっているので,大抵はガレ場です.下りなどは不安定な足場が続くので,慎重に進みます.そして,前回調査の最高標高地点(約2500m)まで登り詰めました.この時点で既に夕方5時ぐらいですが,白夜なので明るい!もちろん体はクタクタでしたが,この絶景を見て救われた気分です.感動!このツルっとした岩盤は,数百万年前に氷河がここを通過して,研磨した痕跡です.こういった箇所を調査・試料採取することで,過去の南極氷床の形の復元を進めています.
南極
paleomagician
2011-11-09T22:12:13+09:00
と言っても今日はほぼスライドショーです.出発直前で余裕が無い..
まずは僕らの調査スタイルの紹介.
南極調査は寒い...ホントに寒いです.そして,何より風が強い.
なので,基本的に肌の露出を避けるためにこんな感じのスタイルになります.
後になると,写真を撮った僕でも誰だかわかりません(笑).
スノーモービルで山の麓まで辿り着いた後は,ひたすら山を登ります.
兎に角少しでも標高が高いところにある氷河の痕跡を探すわけです.
日当たりの良い斜面を登っていくと,露岩域が広がっています.
もう何百万年も寒冷な南極の地で吹きっさらしになっているので,大抵はガレ場です.
下りなどは不安定な足場が続くので,慎重に進みます.
そして,前回調査の最高標高地点(約2500m)まで登り詰めました.
この時点で既に夕方5時ぐらいですが,白夜なので明るい!
もちろん体はクタクタでしたが,この絶景を見て救われた気分です.感動!
このツルっとした岩盤は,数百万年前に氷河がここを通過して,研磨した痕跡です.
こういった箇所を調査・試料採取することで,過去の南極氷床の形の復元を進めています.
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南極野外調査の紹介1
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-11-06
さて,いよいよ南極野外調査の紹介にたどり着きました.イントロが長かったですが,実際に調査に行くまでの準備も長いのでご容赦,改めて僕らの調査の特徴を列挙しますと,以下のような感じです.・調査期間中(約100日間)は全てキャンプ,その間は風呂無し.・ずっと氷点下(最低気温はー25℃ほど,最大風速は30m以上).・食事はフリーズドライ(ほぼ宇宙食と同じ)を基本とし,ほぼ全てが乾燥食.・スノーモービルで約3000 kmを走り,2000〜3000 mの山々に登る.・基本的には電話もメールもテレビも無い(衛星通信環境あり).これを見ての通り,なかなかハードな調査です.そして,この調査の目的は「将来の南極・地球の環境変動を知ること」です.もう少し詳しく書くと,ちょっと難しい表現かもしれませんが,「大気中CO2濃度が高かった時代の南極氷床の形(体積)を地形学的な証拠から復元する.そして,今後のCO2濃度上昇に伴う南極氷床変動の精密予測に寄与する」ことです.まあ実際には,山々を歩いて氷河地形や氷河堆積物を探して,岩石をサンプリングするのが基本的な僕らの調査スタイルです.と言う訳で,まずはスノーモービルで山の麓まで移動します.積雪があるところは楽に移動できますが,青氷やサスツルギという雪面の場合は大変です.でも天気が良ければこんなに素晴らしい景色が待っています.光ってるところが青氷です.更に登っていくと,こんなダイナミックな景色が待っています.青氷の上を走る横線みたいなものは,クレバスです.ここのクレバスは最大幅50cm程度なので,スノーモービルが落ちることは無いですが,歩く時は用心が必要です.さて,いよいよ山に取り付きます.もちろん「登山道」は無いので,地形図と実際の景色から登山ルートを選びます.山岳スペシャリスト隊員の腕の見せ所ですね.ザイルを繋ぐほどの厳しいところは避けますが,それでも怖い箇所もあります.続きます.
南極
paleomagician
2011-11-06T21:49:25+09:00
イントロが長かったですが,実際に調査に行くまでの準備も長いのでご容赦,
改めて僕らの調査の特徴を列挙しますと,以下のような感じです.
・調査期間中(約100日間)は全てキャンプ,その間は風呂無し.
・ずっと氷点下(最低気温はー25℃ほど,最大風速は30m以上).
・食事はフリーズドライ(ほぼ宇宙食と同じ)を基本とし,ほぼ全てが乾燥食.
・スノーモービルで約3000 kmを走り,2000〜3000 mの山々に登る.
・基本的には電話もメールもテレビも無い(衛星通信環境あり).
これを見ての通り,なかなかハードな調査です.
そして,この調査の目的は「将来の南極・地球の環境変動を知ること」です.
もう少し詳しく書くと,ちょっと難しい表現かもしれませんが,
「大気中CO2濃度が高かった時代の南極氷床の形(体積)を地形学的な証拠から復元する.
そして,今後のCO2濃度上昇に伴う南極氷床変動の精密予測に寄与する」ことです.
まあ実際には,山々を歩いて氷河地形や氷河堆積物を探して,岩石をサンプリングするのが基本的な僕らの調査スタイルです.
と言う訳で,まずはスノーモービルで山の麓まで移動します.
積雪があるところは楽に移動できますが,青氷やサスツルギという雪面の場合は大変です.
でも天気が良ければこんなに素晴らしい景色が待っています.
光ってるところが青氷です.
更に登っていくと,こんなダイナミックな景色が待っています.
青氷の上を走る横線みたいなものは,クレバスです.
ここのクレバスは最大幅50cm程度なので,スノーモービルが落ちることは無いですが,
歩く時は用心が必要です.
さて,いよいよ山に取り付きます.
もちろん「登山道」は無いので,地形図と実際の景色から登山ルートを選びます.
山岳スペシャリスト隊員の腕の見せ所ですね.
ザイルを繋ぐほどの厳しいところは避けますが,それでも怖い箇所もあります.
続きます.
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ベースキャンプへの移動
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-11-05
いよいよ出発まで一週間を切りました.このブログでの南極調査紹介も架橋です,出発までに全部終わるか..今日は,飛行機で南極に入ったあと,ベースキャンプに移動するまでを紹介します.僕らの南極調査では,スノーモービルが基本的な移動手段です.スノーモービルはBombardier製の300ccぐらいの比較的小さいヤツです.取り回しや燃費なども考慮して,このサイズにしています.さて,下の写真は逆光ですが,なかなかキレイに撮れたのでご紹介.真っ新な雪原を走るスノーモービル(とドライバー)です.さて,ベースキャンプに移動する際は,このスノーモービルにソリを二つ連結します.そして,ソリには食料・燃料・キャンプ道具など積み込みます.各スノーモービルが運ぶ重量はソリも入れて250kgぐらいになります.スノーモービルの性能を考えると,かなり無理をしていますね.さあ,荷物も積んだし,次のキャンプに移動します!移動中は逃げ込むキャンプも無いので,本当に天候が安定している日を選びます.途中で突然ブリザードなどが来たら,本当に危険ですからね.ちなみにこの日は2009年12月24日.雪原の上,白夜のクリスマスイブでした.新しいベースキャンプ地に着きました.早速ベーステントと個人テント立てます.そして,荷物を運んできたソリをひっくり返して,ソーラーパネルを取り付けます.白夜なので一日の太陽エネルギーはかなり多く,ソーラー発電はなかなか効率的です.ベースキャンプも出来ましたし,次は僕らの調査風景をご紹介したいと思います.
南極
paleomagician
2011-11-05T13:12:46+09:00
このブログでの南極調査紹介も架橋です,出発までに全部終わるか..
今日は,飛行機で南極に入ったあと,ベースキャンプに移動するまでを紹介します.
僕らの南極調査では,スノーモービルが基本的な移動手段です.
スノーモービルはBombardier製の300ccぐらいの比較的小さいヤツです.
取り回しや燃費なども考慮して,このサイズにしています.
さて,下の写真は逆光ですが,なかなかキレイに撮れたのでご紹介.
真っ新な雪原を走るスノーモービル(とドライバー)です.
さて,ベースキャンプに移動する際は,このスノーモービルにソリを二つ連結します.
そして,ソリには食料・燃料・キャンプ道具など積み込みます.
各スノーモービルが運ぶ重量はソリも入れて250kgぐらいになります.
スノーモービルの性能を考えると,かなり無理をしていますね.
さあ,荷物も積んだし,次のキャンプに移動します!
移動中は逃げ込むキャンプも無いので,本当に天候が安定している日を選びます.
途中で突然ブリザードなどが来たら,本当に危険ですからね.
ちなみにこの日は2009年12月24日.雪原の上,白夜のクリスマスイブでした.
新しいベースキャンプ地に着きました.
早速ベーステントと個人テント立てます.
そして,荷物を運んできたソリをひっくり返して,ソーラーパネルを取り付けます.
白夜なので一日の太陽エネルギーはかなり多く,ソーラー発電はなかなか効率的です.
ベースキャンプも出来ましたし,次は僕らの調査風景をご紹介したいと思います.
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いまさら調査地の紹介
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-10-30
出発直前になって慌てて僕らの南極調査を紹介していますが,まだ調査地が南極の何処にあるのか,行き先をご説明していませんでした.と言うわけで,今日はまず僕らの調査地が何処にあるのか?のお話.早速ですが,下が南極大陸を三次元的に表した図です.南極氷床の形がわかりやすいように高さは誇張してあります.この図の下,海岸沿いにあるのが「昭和基地」です.そして,南極氷床のほぼ頂上と言っていい高所にあるのが「ドームふじ基地」です.標高は約3800 m,富士山より高い所にある基地で「南極料理人」の舞台になりました.そして,昭和基地の右上,現在は閉鎖中の「あすか基地」の近くにあるのが,僕らの調査地であるセール・ロンダーネ山地です.この図では山は見えませんが,ここには南極氷床を突き抜けた山地があり,夏には雪も溶けて南極大陸では珍しく岩が露出する「露岩域」になっています.そう,こんな感じの景色です.ついでに下の図は,僕らの調査地を含む東南極ドローニング・モード・ランド(Dronning Maud Land)という地域を結ぶフライト経路をまとめたものです.これは日本を含む十数カ国で運行する国際的な航空機ネットワークでして,ロシア基地のノボラザレフスカヤ基地を起点として,チャーター機で各地に飛び,調査・観測ができるシステムが作られています.第一次南極観測隊が南極に向かった頃を考えると,凄い進歩ですね.http://www.alci.info/
南極
paleomagician
2011-10-31T20:01:55+09:00
まだ調査地が南極の何処にあるのか,行き先をご説明していませんでした.
と言うわけで,今日はまず僕らの調査地が何処にあるのか?のお話.
早速ですが,下が南極大陸を三次元的に表した図です.
南極氷床の形がわかりやすいように高さは誇張してあります.
この図の下,海岸沿いにあるのが「昭和基地」です.
そして,南極氷床のほぼ頂上と言っていい高所にあるのが「ドームふじ基地」です.
標高は約3800 m,富士山より高い所にある基地で「南極料理人」の舞台になりました.
そして,昭和基地の右上,現在は閉鎖中の「あすか基地」の近くにあるのが,
僕らの調査地であるセール・ロンダーネ山地です.
この図では山は見えませんが,ここには南極氷床を突き抜けた山地があり,
夏には雪も溶けて南極大陸では珍しく岩が露出する「露岩域」になっています.
そう,こんな感じの景色です.
ついでに下の図は,僕らの調査地を含む東南極ドローニング・モード・ランド(Dronning Maud Land)という地域を結ぶフライト経路をまとめたものです.
これは日本を含む十数カ国で運行する国際的な航空機ネットワークでして,ロシア基地のノボラザレフスカヤ基地を起点として,チャーター機で各地に飛び,調査・観測ができるシステムが作られています.
第一次南極観測隊が南極に向かった頃を考えると,凄い進歩ですね.
http://www.alci.info/
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内陸山地(調査地)行きのフライト
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-10-27
先日は昭和基地へのフライトをご紹介しましたが,今日は僕らの調査地である南極内陸部の山地*へのフライトを紹介します.*名前はセール・ロンダーネ山地と言います.ノルウェー語なので不思議な響きですね.まず,以前も紹介したように,南アフリカのケープタウンから南極のロシア基地(ノボレザレフスカヤ)まで,イリューシンという輸送用ジェット機で一気に飛びます.「一晩飛ぶとソコは南極だった」という感じで,あっと言う間に南極に着きます.到着したら,大急ぎで物資を下ろします.いきなりマイナス20℃以下&風速15 m,寒さに慣れぬ体にはかなり厳しいです.写真は前回の調査の時なので,スノーモービルも入れて計7トンも物資がありました.これを次は小さなプロペラ機に乗せて(下),調査地近くのベルギー基地まで飛びます.飛行機に物資を載せるとこんな感じです.荷物の隙間に隊員も便乗していきます.もちろん,一回では運べないので,何回も往復します.そのうちに天候が悪くなり,この時は結局荷物を全部運ぶのに一週間かかりました.隊員の一部も最後までロシア基地に残ったので,やはり1週間会えませんでした.フライト中,窓からはまさに「南極の絶景」を見ることが出来ます.僕もこれまで世界の各地に行かせてもらいましたが(仕事で),他の場所とは比べものにならない圧倒的な景色でした.やがて遠くに山地が見えてきます.眼下にクレバス帯が見えてきました.かなり大規模なヤツです.上空からだと視認できますが,雪原を移動中だと分かりにくい場合もあって危険です.そして,ベルギー基地の滑走路が見えてきました.滑走路と行っても,雪面をならしてあるだけです.小型機のみが発着可能ですね.小屋などもなく,ただ燃料のドラム缶が置いてあるだけです.帰りはパイロットが自分でドラム缶から給油して,帰ります.これは,次の飛行機が降りてくる時に撮った着陸(着雪?)の瞬間です.着陸後,早速に物資を下ろして,とりあえずベルギー基地まで移動します.乗るのはスノーモービルに牽かれるソリの上.寒い..という訳で,ベルギー基地に到着しました.船に比べればあっと言う間ですが,それでも遙々来たなあという感じです.ベルギー基地ですが.宇宙船のような先進的なデザインですね.内部は基本的に木材で作られています.その方が丈夫だそうです.5年ほど前に着工して,未だ内部は建設中のとても新しい基地です.このベルギー基地は南極初のゼロエミッシ..
南極
paleomagician
2011-10-27T08:20:05+09:00
今日は僕らの調査地である南極内陸部の山地*へのフライトを紹介します.
*名前はセール・ロンダーネ山地と言います.ノルウェー語なので不思議な響きですね.
まず,以前も紹介したように,南アフリカのケープタウンから南極のロシア基地(ノボレザレフスカヤ)まで,イリューシンという輸送用ジェット機で一気に飛びます.
「一晩飛ぶとソコは南極だった」という感じで,あっと言う間に南極に着きます.
到着したら,大急ぎで物資を下ろします.
いきなりマイナス20℃以下&風速15 m,寒さに慣れぬ体にはかなり厳しいです.
写真は前回の調査の時なので,スノーモービルも入れて計7トンも物資がありました.
これを次は小さなプロペラ機に乗せて(下),調査地近くのベルギー基地まで飛びます.
飛行機に物資を載せるとこんな感じです.
荷物の隙間に隊員も便乗していきます.
もちろん,一回では運べないので,何回も往復します.
そのうちに天候が悪くなり,この時は結局荷物を全部運ぶのに一週間かかりました.
隊員の一部も最後までロシア基地に残ったので,やはり1週間会えませんでした.
フライト中,窓からはまさに「南極の絶景」を見ることが出来ます.
僕もこれまで世界の各地に行かせてもらいましたが(仕事で),他の場所とは比べものにならない圧倒的な景色でした.
やがて遠くに山地が見えてきます.
眼下にクレバス帯が見えてきました.かなり大規模なヤツです.
上空からだと視認できますが,雪原を移動中だと分かりにくい場合もあって危険です.
そして,ベルギー基地の滑走路が見えてきました.
滑走路と行っても,雪面をならしてあるだけです.小型機のみが発着可能ですね.
小屋などもなく,ただ燃料のドラム缶が置いてあるだけです.
帰りはパイロットが自分でドラム缶から給油して,帰ります.
これは,次の飛行機が降りてくる時に撮った着陸(着雪?)の瞬間です.
着陸後,早速に物資を下ろして,とりあえずベルギー基地まで移動します.
乗るのはスノーモービルに牽かれるソリの上.寒い..
という訳で,ベルギー基地に到着しました.
船に比べればあっと言う間ですが,それでも遙々来たなあという感じです.
ベルギー基地ですが.宇宙船のような先進的なデザインですね.
内部は基本的に木材で作られています.その方が丈夫だそうです.
5年ほど前に着工して,未だ内部は建設中のとても新しい基地です.
このベルギー基地は南極初のゼロエミッション基地を目指していて,
夏だけのオープンとは言え,その間は風力と太陽光発電で全ての電力を賄うそうです.
さすがヨーロッパの国の基地は,内装もおしゃれでした.
昭和基地も雰囲気ありますが,ちょっと違いますね.
次は,さらに基地を出発して調査地への移動について紹介したいと思います.
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消防署でのレスキュー訓練
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-10-25
南極出発まで残り2週間となりました.ホントにあっと言う間ですね.さて,今回の南極調査の準備では,本当に様々な訓練を積んできました以前紹介した春山登山訓練に加えて,スノーモービルの整備訓練や通信機器のセットアップ訓練などもありました.今日は,それらの訓練の中でも結構ハードだった「レスキュー訓練」の話.「レスキュー訓練」つまりは南極調査中に発生するかもしれない緊急事態に備えるための訓練です.具体的には,「救助活動法」と「救急救命法」の両方を身につける必要があります.今回はその両方の技術を一挙に習得できる場所.そう「消防署」で訓練をしてきました.訓練場所を提供頂いたのは新潟県村上市にある村上消防署で,計4日の訓練でした.まずは持って行く医薬品の確認や救命道具の確認.全ての薬品・器具の使い方をマスターしなくてはなりません.下はAEDです.これは既に使い方はマスター済み.もし現場で骨折などをして大量の出血(内出血を含む)があったとしても,僕らの調査場所は昭和基地からも遠く離れた南極の内陸山地.医療設備が整った所まで移動するのは簡単ではありません.直ぐにチャーター機を呼べたとしても最短で数日はかかります.天候など条件が悪い場合だと,病院にたどり着くのに2週間ぐらいかかるかもしれません.と言うわけで,非常時に備えて点滴・縫合ぐらいは出来るように訓練をします.でも注射って難しいですね.次に,調査中にクレバス(氷河の割れ目)に落下したことを想定した救助訓練.氷河の上では何時でも何処でもクレバス落下の危険があります.もし,メンバーの誰かが落ちてしまったら,助けるのは他のメンバーしかいません.つまり.自分の安全を確保しながらも仲間を救助できる技術を習得しなくてはなりません.今回の訓練場所はまさに消防署の訓練施設.「ザ 訓練棟」プロ(消防士)には慣れた場所かもしれませんが,僕らにとってはかなりの高さです..早速,クレバス落下を想定した救助訓練開始です.これまでに習得したロープワークの技術をフルに使って,救助活動に入ります.まずは地上にいるメンバーの救助を想定して,降下道具を使って訓練棟から下に降ります.地上では,傷病者の頸椎を固定し,救助用のボードに載せた上で救助バッグに入れます.実際のクレバス内は相当に寒いので,この時には寝袋に入れるなどの工夫が必要ですが,この時はまだ夏の名残で暑い!傷病者役の隊員は暑さでグロッキーでした.この後は,..
南極
paleomagician
2011-10-26T21:01:43+09:00
さて,今回の南極調査の準備では,本当に様々な訓練を積んできました
以前紹介した春山登山訓練に加えて,スノーモービルの整備訓練や通信機器のセットアップ訓練などもありました.
今日は,それらの訓練の中でも結構ハードだった「レスキュー訓練」の話.
「レスキュー訓練」
つまりは南極調査中に発生するかもしれない緊急事態に備えるための訓練です.
具体的には,「救助活動法」と「救急救命法」の両方を身につける必要があります.
今回はその両方の技術を一挙に習得できる場所.そう「消防署」で訓練をしてきました.
訓練場所を提供頂いたのは新潟県村上市にある村上消防署で,計4日の訓練でした.
まずは持って行く医薬品の確認や救命道具の確認.
全ての薬品・器具の使い方をマスターしなくてはなりません.
下はAEDです.これは既に使い方はマスター済み.
もし現場で骨折などをして大量の出血(内出血を含む)があったとしても,僕らの調査場所は昭和基地からも遠く離れた南極の内陸山地.
医療設備が整った所まで移動するのは簡単ではありません.
直ぐにチャーター機を呼べたとしても最短で数日はかかります.
天候など条件が悪い場合だと,病院にたどり着くのに2週間ぐらいかかるかもしれません.
と言うわけで,非常時に備えて点滴・縫合ぐらいは出来るように訓練をします.
でも注射って難しいですね.
次に,調査中にクレバス(氷河の割れ目)に落下したことを想定した救助訓練.
氷河の上では何時でも何処でもクレバス落下の危険があります.
もし,メンバーの誰かが落ちてしまったら,助けるのは他のメンバーしかいません.
つまり.自分の安全を確保しながらも仲間を救助できる技術を習得しなくてはなりません.
今回の訓練場所はまさに消防署の訓練施設.「ザ 訓練棟」
プロ(消防士)には慣れた場所かもしれませんが,僕らにとってはかなりの高さです..
早速,クレバス落下を想定した救助訓練開始です.
これまでに習得したロープワークの技術をフルに使って,救助活動に入ります.
まずは地上にいるメンバーの救助を想定して,降下道具を使って訓練棟から下に降ります.
地上では,傷病者の頸椎を固定し,救助用のボードに載せた上で救助バッグに入れます.
実際のクレバス内は相当に寒いので,この時には寝袋に入れるなどの工夫が必要ですが,この時はまだ夏の名残で暑い!傷病者役の隊員は暑さでグロッキーでした.
この後は,重量を軽減する引き上げシステム(三分の一システム)を作り,訓練棟の上まで引き上げました.これは本当にキツイかった!
と言うわけで,レスキューの大変さをしっかり味わった訓練でした.
レスキュー技術は習得しましたが,現地ではこの技術を使わないように安全に行動しなくては.
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フリーズドライ食品の製作
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-10-20
今日は少し前の作業を振り返って,フリーズドライ食品の製作についてのご紹介.これまでも紹介しているように,僕らの南極調査では基本的にフリーズドライ食です.フリーズドライ食を持ち込む理由は,まず第一に輸送費を減らすことです.フリーズドライ化することで,大体重量は3分の1になります.さらに,数年前から開発を進めている極地仕様のフリーズドライ食は,調理済みの食品をそのままフリーズドライにしてしまうというものです.この方法は,調理の手間も無く,ゴミも最小限になり,また美味しいというメリットがあります.特に今年からは,49〜51次の南極観測隊員でこの極地仕様のフリーズドライ食の開発に携わった阿部幹雄さんが立ち上げた,(株)極食さんに製作を依頼しました.そして,フリーズドライ化の作業自体は長野県安曇野の日本FD社でやってもらいました.下の写真が安曇野の日本FD社です.アサヒビールのグループ会社なんですね.今回は,僕もフリーズドライ化の前の作業,「調理」に立ち会いました.自分たちで食べるものとは言え,製品の衛生管理は大切ですので,ちゃんと着替えます.まずは,とにかく大量の料理を作り続けます.写真のように僕らも「調理」してますが,味付けは一流シェフですのでとても美味しいです.そして出来上がった料理を専用トレイに盛りつけます.ここで各トレイの重量もしっかり管理します.そして,このトレイのまま凍結乾燥釜にいれてフリーズドライ化することになります.そして,フリーズドライ化が終わって完成した品が,先日もお見せしたこれらの食料です.形が壊れやすいものは1人用毎に専用トレイに乗せたままにしていますし,そうで無いものは一つの梱包に5人分をまとめて入れて,ゴミを減らすようにしてあります.あとは現地で,お湯をかけると美味しい食事が食べられるという仕組み.すごい技術ですね.現地で食べるのが楽しみです!
南極
paleomagician
2011-10-25T07:37:15+09:00
これまでも紹介しているように,僕らの南極調査では基本的にフリーズドライ食です.
フリーズドライ食を持ち込む理由は,まず第一に輸送費を減らすことです.
フリーズドライ化することで,大体重量は3分の1になります.
さらに,数年前から開発を進めている極地仕様のフリーズドライ食は,調理済みの食品をそのままフリーズドライにしてしまうというものです.この方法は,調理の手間も無く,ゴミも最小限になり,また美味しいというメリットがあります.
特に今年からは,49〜51次の南極観測隊員でこの極地仕様のフリーズドライ食の開発に携わった阿部幹雄さんが立ち上げた,(株)極食さんに製作を依頼しました.そして,フリーズドライ化の作業自体は長野県安曇野の日本FD社でやってもらいました.
下の写真が安曇野の日本FD社です.アサヒビールのグループ会社なんですね.
今回は,僕もフリーズドライ化の前の作業,「調理」に立ち会いました.
自分たちで食べるものとは言え,製品の衛生管理は大切ですので,ちゃんと着替えます.
まずは,とにかく大量の料理を作り続けます.
写真のように僕らも「調理」してますが,味付けは一流シェフですのでとても美味しいです.
そして出来上がった料理を専用トレイに盛りつけます.
ここで各トレイの重量もしっかり管理します.
そして,このトレイのまま凍結乾燥釜にいれてフリーズドライ化することになります.
そして,フリーズドライ化が終わって完成した品が,先日もお見せしたこれらの食料です.
形が壊れやすいものは1人用毎に専用トレイに乗せたままにしていますし,そうで無いものは一つの梱包に5人分をまとめて入れて,ゴミを減らすようにしてあります.
あとは現地で,お湯をかけると美味しい食事が食べられるという仕組み.
すごい技術ですね.現地で食べるのが楽しみです!
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昭和基地へのフライト2
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-10-16
昭和基地までのヘリフライト紹介の続きです.まず,前回紹介し忘れた「砕氷船しらせ」.この写真は2009年度(51次隊)の時のもので,新型しらせ最初の航海でした.船のまわりは海氷ですが,遠くに海(オープンウォーター)が見えますね.かなり大きな氷山.ヘリがサービスで近寄ってくれました.さらに海氷上を飛びます.海氷上には所々「水たまり」が見えますね.これはパドルと呼ばれるモノで.最初は氷の上につもった雪が融けてできるそうですが,融解が進むと氷自身も融け,さらに進むと海氷下の海水まで通じてしまう「底なしパドル」という怖いものになるそうです.(僕は海氷上での作業経験がないのであまり勉強してません,すみません) さて,昭和基地が見えてきました.東オングル島という島の北側にあります.建物が点在しているのが分かるでしょうか.夏場には100人以上の人間がここで作業をしたり,基点にして調査に出かけたりします.そして夏が終わり,しらせが帰投する時にはわずか30余名が越冬隊として残り,次の夏まで一年間もの長い間基地を守りつつ,冬場の観測を続けています.これで昭和基地へのフライトはおしまいです.次は僕らの南極調査紹介に戻りたいと思います.
南極
paleomagician
2011-10-19T22:02:45+09:00
まず,前回紹介し忘れた「砕氷船しらせ」.
この写真は2009年度(51次隊)の時のもので,新型しらせ最初の航海でした.
船のまわりは海氷ですが,遠くに海(オープンウォーター)が見えますね.
かなり大きな氷山.
ヘリがサービスで近寄ってくれました.
さらに海氷上を飛びます.海氷上には所々「水たまり」が見えますね.
これはパドルと呼ばれるモノで.最初は氷の上につもった雪が融けてできるそうですが,融解が進むと氷自身も融け,さらに進むと海氷下の海水まで通じてしまう「底なしパドル」という怖いものになるそうです.
(僕は海氷上での作業経験がないのであまり勉強してません,すみません)
さて,昭和基地が見えてきました.
東オングル島という島の北側にあります.建物が点在しているのが分かるでしょうか.
夏場には100人以上の人間がここで作業をしたり,基点にして調査に出かけたりします.
そして夏が終わり,しらせが帰投する時にはわずか30余名が越冬隊として残り,次の夏まで一年間もの長い間基地を守りつつ,冬場の観測を続けています.
これで昭和基地へのフライトはおしまいです.
次は僕らの南極調査紹介に戻りたいと思います.
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昭和基地へのフライト1
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-07-08
いよいよTBSドラマ「南極大陸」が始まりましたね,これで南極調査への関心が高まることを期待してます.と言う訳で,今日はドラマに便乗して「昭和基地」の話を少し.と言っても昭和基地の情報は比較的簡単に手に入るので,ここでは昭和基地へのフライトを紹介します..(ただ,今回の僕らの南極調査では昭和基地へは寄りません.完全別働隊ですので)通常,砕氷船しらせで「昭和基地」の近くまで来ますと,人員はヘリで直接輸送します.ヘリコプターなんて滅多に乗れるモノじゃないので貴重な機会です.この時の輸送ではしらせ搭載の自衛隊ヘリではなく,チャーターの小型ヘリに乗りました.ヘリが軽いぶん軽快に船上のヘリポートを飛び立ちます.これはヘリのコックピット.このヘリはわずか5人乗りで,僕は助手席?に乗りました.最高の眺めです!氷上に出ました.下に見える氷の割れ目は,「しらせ」が砕氷して通過したトラックです.これはトラックはかなり大きくて,Google Earthなどの衛星写真からでも見えます.ぜひWebで確認してみて下さい.そして,氷原を突き進みます.う〜ん爽快!所々見える高まりは,氷山です.こういった氷山は大抵氷山の下の部分が海底に座礁してしまっています.遂に遠くに南極大陸が見えてきました.いよいよ昭和基地は目前です.と言うわけで続きまた今度.
南極
paleomagician
2011-10-17T06:50:12+09:00
これで南極調査への関心が高まることを期待してます.
と言う訳で,今日はドラマに便乗して「昭和基地」の話を少し.と言っても昭和基地の情報は比較的簡単に手に入るので,ここでは昭和基地へのフライトを紹介します..
(ただ,今回の僕らの南極調査では昭和基地へは寄りません.完全別働隊ですので)
通常,砕氷船しらせで「昭和基地」の近くまで来ますと,人員はヘリで直接輸送します.
ヘリコプターなんて滅多に乗れるモノじゃないので貴重な機会です.
この時の輸送ではしらせ搭載の自衛隊ヘリではなく,チャーターの小型ヘリに乗りました.
ヘリが軽いぶん軽快に船上のヘリポートを飛び立ちます.
これはヘリのコックピット.
このヘリはわずか5人乗りで,僕は助手席?に乗りました.
最高の眺めです!
氷上に出ました.
下に見える氷の割れ目は,「しらせ」が砕氷して通過したトラックです.
これはトラックはかなり大きくて,Google Earthなどの衛星写真からでも見えます.
ぜひWebで確認してみて下さい.
そして,氷原を突き進みます.う〜ん爽快!
所々見える高まりは,氷山です.
こういった氷山は大抵氷山の下の部分が海底に座礁してしまっています.
遂に遠くに南極大陸が見えてきました.
いよいよ昭和基地は目前です.
と言うわけで続きまた今度.
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航空便輸送物資の梱包2
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-10-14
「南極大陸」の番宣では全面的にカットされてしまいましたね.残念でしたが,ブログでは頑張って南極調査準備を実況していきたいと思います.さて,今回は梱包した物資の中身を少し紹介します.まずは食料を梱包したプラスティック製ダンボール(下の写真)この中に5人分食料が3日分入っています.南極調査中は,基本的にまとまった昼食はとりません.カロリーメイトの様な携帯食を食べるだけです.携帯食は別の箱に梱包しているので,この箱には朝・夕食とデザートや軽食を入れてます.以前も紹介しましたが,僕らの基本的な食事はフリーズドライ食です(写真下).これは,フリーズドライ食会社の「極食」に作成してもらったものを,「日本FD社」でフリーズドライにしています.この作業には僕らも少しですが参加させてもらいました.フリーズドライ食は,お湯をかけて少し待つだけで食べられる優れものの食品です.南極のテント生活では,氷から水を作ってお湯を沸かすだけでも大変な作業ですので,調理をせずに美味しいご飯が食べられるというのはとても有り難いことです.この他の食料は,飲用・調味料です.飲料としては粉末のお茶が基本ですが,それだけでは悲しいので暖まるものもあります.下の写真は,先日帰省した際にご寄贈頂いた信州の特別飲料です.食料以外の輸送物資として,個人的な物資も梱包しました.大量の個人荷物は持って行けませんが,野外活動に不可欠な道具はちゃんと持ってきます.冬山靴,ハーネス,手袋,ヘルメットなどの登山道具に,衣料品を入れると割り当てのダッフルバッグはほとんど一杯になります.あとは文献,カメラ用品,医療品を纏めたものを1箱持って行きます.そして今回梱包した全物資はこんな感じ.上に紹介したものの他に,国土地理院の隊員が持ち込む機材が結構あります.最終的にパレット6個,約1300 kgの梱包が無事に終了しました.南極出発準備の大きな山を越えた感じです.ほっと一息.
南極
paleomagician
2011-10-15T18:51:04+09:00
残念でしたが,ブログでは頑張って南極調査準備を実況していきたいと思います.
さて,今回は梱包した物資の中身を少し紹介します.
まずは食料を梱包したプラスティック製ダンボール(下の写真)
この中に5人分食料が3日分入っています.
南極調査中は,基本的にまとまった昼食はとりません.
カロリーメイトの様な携帯食を食べるだけです.
携帯食は別の箱に梱包しているので,この箱には朝・夕食とデザートや軽食を入れてます.
以前も紹介しましたが,僕らの基本的な食事はフリーズドライ食です(写真下).
これは,フリーズドライ食会社の「極食」に作成してもらったものを,「日本FD社」でフリーズドライにしています.この作業には僕らも少しですが参加させてもらいました.
フリーズドライ食は,お湯をかけて少し待つだけで食べられる優れものの食品です.
南極のテント生活では,氷から水を作ってお湯を沸かすだけでも大変な作業ですので,調理をせずに美味しいご飯が食べられるというのはとても有り難いことです.
この他の食料は,飲用・調味料です.
飲料としては粉末のお茶が基本ですが,それだけでは悲しいので暖まるものもあります.
下の写真は,先日帰省した際にご寄贈頂いた信州の特別飲料です.
食料以外の輸送物資として,個人的な物資も梱包しました.
大量の個人荷物は持って行けませんが,野外活動に不可欠な道具はちゃんと持ってきます.
冬山靴,ハーネス,手袋,ヘルメットなどの登山道具に,衣料品を入れると割り当てのダッフルバッグはほとんど一杯になります.あとは文献,カメラ用品,医療品を纏めたものを1箱持って行きます.
そして今回梱包した全物資はこんな感じ.
上に紹介したものの他に,国土地理院の隊員が持ち込む機材が結構あります.
最終的にパレット6個,約1300 kgの梱包が無事に終了しました.
南極出発準備の大きな山を越えた感じです.ほっと一息.
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キムタク来所:TBSドラマ「南極大陸」の番宣
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-10-11-1
今週の日曜日から,TBSのドラマ「南極大陸」がスタートします.北村泰一先生の『南極越冬隊タロジロの真実』を原案とするそうですが,「南極物語」とは別のオリジナルドラマだそうです.地質学者が主役という,とても珍しい設定ですので楽しみにしています.一昨日,このTBSのドラマ「南極大陸」の番宣の一環で,木村拓哉さん,香川照之さん,そして安住アナが我が研究所に来所されました.僕らは倉庫で輸送物資の梱包作業中でしたが,遠くから大勢の人々とカメラがやってくるなあと思っていたら,このお三方で,倉庫内を見学されていました.僕らの作業場にも来られ,なかなか興味深そうにフリーズドライ食料を見ていかれました.安住アナや香川さんが色々と質問されていったので,少し説明させてもらいました.もしかしたら,この部分は放送されるかもしれませんね..南極調査の事がうまく伝わるといいんですが,テレビだし,どうなるでしょう.木村さんとも少し話をしましたが,食料とは関係ない話でこれは放送されないでしょうね.今週10月14日(金)夜7:00の「ぴったんこカンカン」という番組だそうです.お時間ある方は見てみてください.*僕の研究所は比較的頻繁に取材が来まして,先週も「はなまるマーケット」の取材が入ってましたが,いつも通り平然としていました.でも,さすがに木村拓哉さんや香川照之さんクラスの方が来るとなると,かなり騒然となりました.特に事務系女性陣が大騒ぎ.まあ,僕らはその後も淡々と作業を続けるだけでしたが..
南極
paleomagician
2011-10-13T07:15:29+09:00
南極大陸」がスタートします.
北村泰一先生の『南極越冬隊タロジロの真実』を原案とするそうですが,「南極物語」とは別のオリジナルドラマだそうです.
地質学者が主役という,とても珍しい設定ですので楽しみにしています.
一昨日,このTBSのドラマ「南極大陸」の番宣の一環で,
木村拓哉さん,香川照之さん,そして安住アナが我が研究所に来所されました.
僕らは倉庫で輸送物資の梱包作業中でしたが,遠くから大勢の人々とカメラがやってくるなあと思っていたら,このお三方で,倉庫内を見学されていました.
僕らの作業場にも来られ,なかなか興味深そうにフリーズドライ食料を見ていかれました.
安住アナや香川さんが色々と質問されていったので,少し説明させてもらいました.
もしかしたら,この部分は放送されるかもしれませんね..
南極調査の事がうまく伝わるといいんですが,テレビだし,どうなるでしょう.
木村さんとも少し話をしましたが,食料とは関係ない話でこれは放送されないでしょうね.
今週10月14日(金)夜7:00の「ぴったんこカンカン」という番組だそうです.
お時間ある方は見てみてください.
*僕の研究所は比較的頻繁に取材が来まして,先週も「はなまるマーケット」の取材が入ってましたが,いつも通り平然としていました.でも,さすがに木村拓哉さんや香川照之さんクラスの方が来るとなると,かなり騒然となりました.特に事務系女性陣が大騒ぎ.
まあ,僕らはその後も淡々と作業を続けるだけでしたが..
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航空便輸送物資の梱包
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-10-11
昨日からブログ再開したところですが,早速昨日の作業を紹介します.今週は,南極調査物資輸送のために梱包作業をしています.僕らは昭和基地に行かない別働隊ですので,物資輸送も全く別ルートとなります.物資は(僕らも),南アフリカからロシア基地経由で南極のベルギー基地まで輸送して,そこからスノーモービルで運搬するんですが,とりあえず南アフリカのケープタウンの国際的な南極輸送物資ターミナルまで送る必要があります.まず,8月のとても暑い頃に船便でケープタウンまで送る物資を発送しました.この時に送った物資は主にキャンプ・調査道具です.こういった重量物は輸送料金が高いので,頑張って船便にあわせて準備しました.この時送った物資の重量は1400 kgぐらいです.一方,今回輸送するのは主に食料です.食料は,赤道経由でゆっくり運ばれる船便にはちょっと載せられません.腐っちゃいますからね.そこで,料金は少々高いですが,航空便で輸送します.まあ僕らの食料はほとんどフリーズドライですので,実際それほど重くはないです.さて,下の写真が梱包したプラスティックのダンボールです.普通のダンボールだと濡れて駄目になってしまうので,特注の「プラダン」を使います.今日の作業で,全調査期間中の基本的なレーション(食糧分け)が出来ました.あとは,明日不足している食料品などを追加して,仕上げです.順調に進んでます.
南極
paleomagician
2011-10-12T06:30:20+09:00
今週は,南極調査物資輸送のために梱包作業をしています.
僕らは昭和基地に行かない別働隊ですので,物資輸送も全く別ルートとなります.
物資は(僕らも),南アフリカからロシア基地経由で南極のベルギー基地まで輸送して,そこからスノーモービルで運搬するんですが,とりあえず南アフリカのケープタウンの国際的な南極輸送物資ターミナルまで送る必要があります.
まず,8月のとても暑い頃に船便でケープタウンまで送る物資を発送しました.
この時に送った物資は主にキャンプ・調査道具です.
こういった重量物は輸送料金が高いので,頑張って船便にあわせて準備しました.
この時送った物資の重量は1400 kgぐらいです.
一方,今回輸送するのは主に食料です.
食料は,赤道経由でゆっくり運ばれる船便にはちょっと載せられません.
腐っちゃいますからね.
そこで,料金は少々高いですが,航空便で輸送します.
まあ僕らの食料はほとんどフリーズドライですので,実際それほど重くはないです.
さて,下の写真が梱包したプラスティックのダンボールです.
普通のダンボールだと濡れて駄目になってしまうので,特注の「プラダン」を使います.
今日の作業で,全調査期間中の基本的なレーション(食糧分け)が出来ました.
あとは,明日不足している食料品などを追加して,仕上げです.
順調に進んでます.
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ブログ更新を再開します!
https://polar-paleomagician.blog.ss-blog.jp/2011-10-03
二ヶ月も更新が滞ってしまいました.「南極観測隊」の準備状況を実況していくためのブログのつもりでしたが,実際に準備が忙しくなるとブログ更新の時間がなかなか取れませんでした.ふと気付くと「南極出発」まで残り30日を切ってしまった!!ここからは何とか気合いを入れて記録を残していきたいと思います.とりあえず更新が滞っていた間の出来事を纏めておきますと,以下のような感じです.(プライベートの出来事も混じってますが... これもあってとても忙しかった)・ ヨーロッパ出張から帰国・ 南アフリカ経由で南極に送る物資のうち,船便物資の梱包・出荷・ 長男生まれる.・ 論文が受理される・ 学会二つ・ 消防署でレスキューと救急救命の訓練・ 地元の中小学校で南極の講演・ 地元の方々とお会いして,南極行きの品を頂く とりあえず今日は決意表明です.これから先は時間を見つけて具体的なことを報告していきたいと思います.宜しくお願いします.
南極
paleomagician
2011-10-11T06:51:03+09:00
「南極観測隊」の準備状況を実況していくためのブログのつもりでしたが,実際に準備が忙しくなるとブログ更新の時間がなかなか取れませんでした.
ふと気付くと「南極出発」まで残り30日を切ってしまった!!
ここからは何とか気合いを入れて記録を残していきたいと思います.
とりあえず更新が滞っていた間の出来事を纏めておきますと,以下のような感じです.
(プライベートの出来事も混じってますが... これもあってとても忙しかった)
・ ヨーロッパ出張から帰国
・ 南アフリカ経由で南極に送る物資のうち,船便物資の梱包・出荷
・ 長男生まれる.
・ 論文が受理される
・ 学会二つ
・ 消防署でレスキューと救急救命の訓練
・ 地元の中小学校で南極の講演
・ 地元の方々とお会いして,南極行きの品を頂く
とりあえず今日は決意表明です.
これから先は時間を見つけて具体的なことを報告していきたいと思います.
宜しくお願いします.
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