昭和基地へのフライト1 [南極]
いよいよTBSドラマ「南極大陸」が始まりましたね,
これで南極調査への関心が高まることを期待してます.
と言う訳で,今日はドラマに便乗して「昭和基地」の話を少し.と言っても昭和基地の情報は比較的簡単に手に入るので,ここでは昭和基地へのフライトを紹介します..
(ただ,今回の僕らの南極調査では昭和基地へは寄りません.完全別働隊ですので)
通常,砕氷船しらせで「昭和基地」の近くまで来ますと,人員はヘリで直接輸送します.
ヘリコプターなんて滅多に乗れるモノじゃないので貴重な機会です.
この時の輸送ではしらせ搭載の自衛隊ヘリではなく,チャーターの小型ヘリに乗りました.
ヘリが軽いぶん軽快に船上のヘリポートを飛び立ちます.
これはヘリのコックピット.
このヘリはわずか5人乗りで,僕は助手席?に乗りました.
最高の眺めです!
氷上に出ました.
下に見える氷の割れ目は,「しらせ」が砕氷して通過したトラックです.
これはトラックはかなり大きくて,Google Earthなどの衛星写真からでも見えます.
ぜひWebで確認してみて下さい.
そして,氷原を突き進みます.う〜ん爽快!
所々見える高まりは,氷山です.
こういった氷山は大抵氷山の下の部分が海底に座礁してしまっています.
遂に遠くに南極大陸が見えてきました.
いよいよ昭和基地は目前です.
と言うわけで続きまた今度.
これで南極調査への関心が高まることを期待してます.
と言う訳で,今日はドラマに便乗して「昭和基地」の話を少し.と言っても昭和基地の情報は比較的簡単に手に入るので,ここでは昭和基地へのフライトを紹介します..
(ただ,今回の僕らの南極調査では昭和基地へは寄りません.完全別働隊ですので)
通常,砕氷船しらせで「昭和基地」の近くまで来ますと,人員はヘリで直接輸送します.
ヘリコプターなんて滅多に乗れるモノじゃないので貴重な機会です.
この時の輸送ではしらせ搭載の自衛隊ヘリではなく,チャーターの小型ヘリに乗りました.
ヘリが軽いぶん軽快に船上のヘリポートを飛び立ちます.
これはヘリのコックピット.
このヘリはわずか5人乗りで,僕は助手席?に乗りました.
最高の眺めです!
氷上に出ました.
下に見える氷の割れ目は,「しらせ」が砕氷して通過したトラックです.
これはトラックはかなり大きくて,Google Earthなどの衛星写真からでも見えます.
ぜひWebで確認してみて下さい.
そして,氷原を突き進みます.う〜ん爽快!
所々見える高まりは,氷山です.
こういった氷山は大抵氷山の下の部分が海底に座礁してしまっています.
遂に遠くに南極大陸が見えてきました.
いよいよ昭和基地は目前です.
と言うわけで続きまた今度.
先日神戸港でのしらせの見学会に行ってまいりました。
今年は自衛隊は予算がなくヘリコプターは一機体制との話をパイロットの方から聞きました。
(後述の紹介写真ではパイロットさんはペンギンでした!)
極地でのバックアップ機のない運用は辛いというより危険ではと思っています。
実は今年からヘリの操縦ライセンスにチャレンジしているので余計に気になっています。
(一回だけ米でドクヘリの教官からプライベートレッスンを受けただけですが)
無論、整備やパーツはしっかりするのでしょうが、ロジスティクスに影響が出てもおかしくないのでは。
見学の写真は以下のURLでご覧いただけます。
残念ながら、コメントなど入れる余裕がなく写真の羅列です m(_ _)m
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.146227065474526.29116.100002616995770&type=1&l=a237848726
by 乾物屋 (2011-10-19 09:46)
日曜日のドラマをずっと見ていました。
1次隊が南極観測を行うまでの様々なハードルを越える様子が描かれており、とても興味深かったです。
時代が巡り、現在の社会情勢や経済情勢を考えると、以前paleomagicianさんがブログで書かれていた文字が脳裏に浮かんできます。。。
このレポートは前回51次隊に参加された際のモノなんでしょうかね、、、しらせで南極まで・・・白く・広い海など、本当に綺麗だなぁ~~って感じますが、さの裏に隠れている厳しさ、私では想像を絶っするものなんでしょうね。
さて、次はどんな事が書かれるんでしょう・・・興味津々です(早く書けなんてプレッシャーをかけてる訳じゃないですよ・・・^^;)
1日1日と出発がせっまって、準備も大詰めを迎えるかと思います。ご自愛いただきますよう。
by タッキー (2011-10-19 16:03)
乾物屋さま,
コメントありがとうございます.
仰るとおり,ちょっと内部事情ですが,ヘリ運用は色々困ったことになっているようです.
しらせ搭載のヘリは2台体制ですが,それぞれ3年に一回はメンテの為に南極に行けません.そのため,結局は3年に一回しか二台揃わないということで,それ以外の時は充分なバックアップ体制がとれません.その為,極地研では別に一台ヘリをチャーターして凌いでいる訳です.
しかしチャーターヘリの航続距離は自衛隊ヘリよりかなり短く,そのためレギュレーション上自衛隊ヘリの行動範囲も狭くなります.レスキューが出来ませんので..
大変難しい問題ですが,折角の機動性がほとんど活かせない状態ですので何とかしてもらいたいですね.
by paleomagician (2011-10-19 21:29)
タッキーさま,ありがとうございます.
僕もドラマみました.
さすがキムタク主演と言うことで,船も造って,犬も集めて,会議にも出てと,スーパーマン過ぎ! と突っ込んでしまいましたが(笑).それでもワクワクしながら見させてもらってます.
写真は,51次の時のモノです.
僕が見てもキレイに撮れてるなと,まさに自画自賛ですが,南極の風景はホントに綺麗で,どんなカメラでも美しい絵が撮れます.
出発まであと20日.
昭和基地をゆっくり紹介している余裕はなさそうですが,なんとか自分たちの調査の話までは書き上げて行きたいと思います.
ではでは
by paleomagician (2011-10-19 21:40)